桜の咲く頃に…その3

まだ私が前職に就いていた頃からの友達でした。

友達と言っても、私より8つ年上のお姉さんでしたが、それでも何故か馬があって、店の中でもしょっちゅう一緒にバカやってました。

そんなある日、ねえやんが「胃潰瘍の手術するから、しばらく入院するの」と言うので、私は「お見舞いに行きたい!」と何度も言ったのですが、他の人たち入院することも知らないからと断られてしまいました。

しばらくして退院して、仕事も半日だけ復活出来るようになった頃、「実は胃癌なんだ」と教えてくれました。

心配されるのが嫌だからと、店の中でも店長や直属の上司くらいにしか話をしていなかった頃でした。

聞かせてもらった私は言葉が出ませんでした。

きっと治る!いや、絶対に治る!と根拠もないけど、そんな思いでいっぱいでした。

胃の半分を取ったねえやんは、元気でした。

しかも、いつも前向き。

いつか死んでしまうかもしれないなら、毎日を楽しんで生きよう…と。

よく、共通の友達と3人で飲みに行ったり美味しいモノ食べたり、恋愛の話しなんかも沢山しました。

その度に、逆にいつも私が励まされ、どんなときも味方でいてくれて、いつも応援してくれていました。

実は、ブログのコメント欄に「おおぬまみか」さんという方から時々コメントを寄せてくれていたのですが、だいぶ後になってから「実は私w」と偽名でコメントを書いていてくれたことを教えてくれました。

自分が書いているとわかるより、沢山の人が見てくれていると思ってくれた方が励みになるかなぁという、ねえやんの優しさでした。

ちなみに、「おおぬまみか」という名前は、昔ねえやんが出て映画のエキストラの時の役名なんだそうです。

胃癌の5年生存率5割

3人で飲み会してる時にねえやんが教えてくれました。

だから、私も5年頑張る!と言ってました。

ところが…もうすぐ5年というところで、今度は骨に転移していることがわかり、さすがにその時はとても落ち込んでいました。

けど、やっぱり前を向いて毅然と立ち上がり、私たちに会うときはいつも笑顔で病と戦っていました。

今年に入り、1月最後のコメントに、

「悪いものを摘出し、明日から仕事復帰するよ」

そう書いてあるのを見て、急いでその仕事復帰の日に、店にねえやんに会いに飛んで行きました。

ねえやんは私を見つけるなり、飛んで来て、いつもの笑顔で、仕事中にも関わらず、思いっきりハグして喜んでくれました。

会いに来てくれた…ことより、ブログで私とクマさんのことを知り、本当に喜んでくれて…

私は、それよりねえやんの身体が心配で飛んで来たと話すと、今度は子宮に転移してしまい、子宮を全摘出したのだと話してくれました。

今回ばかりは、ものすごい痛みに苦しみ、毎日ベッドの上で泣いていたと話してました。

私知らなくて、なにも出来ませんでした。

けど、ようやく仕事にも復帰できたし、また飲みに行こうね!と話して、店を後にしました。

その日くれたLINEには、

「今日はありがと!
顔見れてスゴい嬉しかったよ~
すぐ来てくれるなんて
なんて思いやりの深い子なんだ
マツコちゃんはもっともっと幸せになって欲しいよ
優しいパートナーと親思いの子供たちと素敵な人生を♪」

そう書いてくれてました。

会えたのは、それが最後でした。

2月の終わり頃。

ねえやんの誕生日、うっかり送りそびれて1日送れて「おめでとうLINE」を送り、

「いつまでも、元気でいてくれー♪」と送ると、

「ありがとう、ありがとう!岩って貰えて幸せだ!がんばるよー」と返事が。

「また、ごはん行こうね」の私のLINEには既読が着いたきり、返事が来ることはありませんでした。

これは、ご家族から聞いたのですが、3月に入り体調を崩し、腹膜に転移が見つかり、一時は安定していた容態が急変し、入院から一ヶ月程で旅立ってしまったそうです。

また、続き書きます。

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