桜の咲く頃に…その2

考えていると涙が止まらないので、早く寝てしまおうと、いつもより早く布団に入りました。

どこか近くに居てくれてたりしないかな…せめて、夢の中でもいいから会えないかな…

そんな思いで眠りました。

けど、なかなか眠れず、うとうとして目が覚めるとまた寂しくてボロボロ泣いて寝付けず…

ようやく眠れたと思ったら、また少ししたら目が覚めてまた思い出して泣いて…を繰り返して朝になりました。

夢の中でも、ねえやんには会えませんでした。夢の中でも、私は泣いていました…

朝起きて鏡を見たら、見たこと無い人が居ました。

確かに私なのですが、人生でこんなに腫れたことはないだろうというくらい両目が腫れ上がっていました。

モノモライか、はたまた試合直後のボクサーか…と言った感じで(T-T)

瞼だけにとどまらず、目の下。クマになる所まで腫れ上がってて、人相変わってました。

このままでは仕事に行けないと、慌てて「眼の腫れ 治し方」で検索し、冷やしたり温めたりマッサージしたり…

どれも正直あまり効果がなく、仕方なくそのまま仕事に行きました。

身内じゃないし、忌引きじゃないから休めないしなぁ…休んじゃおうかなぁとも思ったのですが。

会社行ったら、やはりすぐに目が腫れていることに気づかれ、上司と後輩に事情を話しました。

上司が珍しく

「今日は仕事、適当でいいぞー」

と言ってくれ、ちょっとホッとしました。

実際、仕事は全く手につきませんでした。

ちょっと気が緩むと泣けて泣けて…

今コロナの関係で皆さん家族葬で送られるとは聞いていましたが、ねえやんも漏れなく家族葬のようでした。

お通夜も告別式も、大々的に…ではないようでしたが、どうしてもねえやんに会ってお別れがしたい。そうしないと、ずっと受け入れられず引きずる気がしたし、ねえやんの顔忘れないよう、最後に会いに行きたいと思い、お通夜が終わる頃を見計らって個人的に会いに行かせていただきました。

ご主人と娘さん、息子さんにお会いでき、今まで沢山仲良くして頂いたこと、沢山助けられたこと等々をお話ししました。

ねえやんは、とってもキレイな顔で眠っていました。

優しく微笑んでいて、まさしく呼び掛けたら目を覚まして、いつものようにハグをしてくれるような気がしました。

けど、やっぱりねえやんは、もう帰ってきません。

「今まで、ありがとね。そして、お疲れ様だったね。ゆっくり休んでね」

そう声をかけるのが精一杯でした。

また、長くなるので、ひとまずここまで。

また続き書きます。

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